屋山太郎氏(政治評論家・「続投」派)

 ポスト安倍のめぼしい存在がいない以上、安倍首相の4選は有り得るし、下手な人間が首相になるよりは、
安倍首相のほうがずっといいでしょう。
 日本の首相を任せられる大きな資質は、中国と韓国に舐められないことです。中国に対してケンカをしろ
と言っているわけではなく、初めから頭を下げる必要はないということ。
 中国や韓国を甘やかす政治家には政権を任せられない。米中のケンカは新しい冷戦構造なのだから、
米国の同盟国である日本がしゃしゃり出て中国にいい顔をしてはいけない。年末の訪中でも取り沙汰され
たが、習近平を国賓として迎えるような外交はもってのほかだと思う。
 安倍首相は外交を熟知している。トランプ大統領が再選した時に、誰なら太刀打ちできるのか。北朝鮮が
突然攻撃してきた時に、誰ならやり返せるのか。反発する力を持っている政治家は、今のところ安倍首相く
らいしか見当たらない。

 森友問題や加計問題、桜を見る会が批判されたが、あれはスキャンダルでも何でもない。とくに加計問題
は、獣医不足で学部が少なく、手を挙げる経営者もいないから安倍首相の友達がやると言っただけ。
 桜を見る会も、長期政権になれば当然支援者が増えるというだけの話だ。
 安倍首相は人使いも上手い。「お友達を優遇する」なんて批判もあるが、気脈の通じている政治家を使う
のは、自分の政策を進めていくうえで非常に大事なことです。

 長期政権で自民党が腐敗していると4選を批判する声もあるが、大げさすぎる。だめな議員は与野党問わ
ずいくらでもいるんだから。


政治評論家とはこういうこと言えないと。田原のは飲み屋で老人が酔って話す政治ネタ。