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プラスチックゴミ問題を解決する技術とアイデア アジアから続々発信中

2050年には、重さで言うと海に魚よりプラスチックゴミの方が多くなるかもしれない、と言われていることをご存知ですか?

海に流れ出たゴミは海流にのり、海上には吹きだまりのようにゴミが集まる場所ができます。
太平洋の真ん中に、そんな場所が見つかったのは実は30年も前のこと。そして現在、その大きさはなんと、フランスの面積の3倍あると言われています。
飲むのには5分くらいしかかからないペットボトルですが、海ゴミとして海に残る期間は450年。

プラスチック問題は今、地球規模の問題です。

インスタント食品を食べては容器を道に捨てることが日常的なインドネシアで、食品包装がゴミにならないよう、海藻を原料としたEdible Packaging(食べられる包装)を開発するインドネシアのスタートアップEvoware。
お湯に溶けるので、例えばインスタント食品の調味料袋として使われた場合、袋を破かずに、そのままお湯をかければ溶け、無味なので味は変わらず、
かつ海藻なので体にも良い、という代物です。
砂糖やコーヒーの袋、インスタント食品の調味料袋、ハンバーガーの包装、ストロー、シャンプーなどに使われ始めています。
▶ 1日で自然に還る100%オーガニックなレジ袋を作るEnviGreen(インド)

プラスチック問題の中でも注目される、使い捨てレジ袋問題。
世界中の人がエコバッグを持参し、お店でレジ袋をもらわないのがもちろん一番理想的です。
インドでは多くの市でレジ袋が廃止されていますが、エコバッグを買えない貧困層の人もまだまだ多く存在することを目の当たりにしたインド人の青年が4年かけて開発したのが、
1日で常温の水に溶けてなくなる100%オーガニックレジ袋です。

ジャガイモやコーンやバナナなどの植物を主原料として作られており、従来のレジ袋と比べてコストは35%高いですが、エコバッグを購入するよりは500%安いそう。