>>477
地球連邦に生き残った国民すべてに、私は訴えたい。
ジオンには、すでに兵はない!艦もなければ、武器、弾薬もない!
なのに、なぜそのジオンに降伏をしなければならないのか!
国民よ!討つべきは、連邦政府の軟弱な政府高官である。
絶対民主主義の名のもとに隠れ、何一つ決定する事のできない高官に、
連邦の生き残った一人びとりの意志を託すわけにはゆかない!

長いから略!

不肖、私は、幸いにしてジオンに捕らわれ、ジオン本国の実態に触れた。ジオンの国民は疲れきっている。
軍事力の増強は、明日すぐ間に合うというものではない。
ルナツーを地球へぶっつけるなどと、やってもらおうではないか!
ギレン・ザビよ!
ルウム戦役ですでにジオンの兵力は尽きている。
一人の兵を育てるのに、何日かかる?ギレンは知らぬわけではあるまい。
そして、地球連邦の国民、一人びとりへ私は訴える。
もはや、ジオンに兵はいない!
そのジオンに跪くいわれはないのだ!起てよ国民!今こそ、ジオンをこそ、我等の前に倒すべきである。

お禿著、小説機動戦士ガンダム第1巻PART4「ニュータイプ」より抜粋