2020.01.27
訓練も無理?通信も無理?敵との交戦も無理? ドイツが手を焼くプーマ装甲歩兵戦闘車の欠陥
https://grandfleet.info/military-trivia/german-flaws-in-puma-armored-infantry-fighting-vehicle/

訓練も無理?通信も無理?敵との交戦も無理? ドイツが手を焼くプーマ装甲歩兵戦闘車の欠陥
ドイツが導入中のプーマ装甲歩兵戦闘車は、欠陥が多すぎ実戦に投入するには危険すぎ、後方で訓練を行うにも
パーツ不足で動かず、問題を解決するには馬鹿げた改良コストが要求される始末でもはや手に負えない。

まずプーマ装甲歩兵戦闘車に搭載されている電子機器やソフトウェアは、頻繁にクラッシュするため長距離を移動したり
敵と交戦するにはリスクが高く、暗号化された音声やデーターを高速でやり取りするための通信機が装備されていないため、
前線で交信を行えば高い確率で交信内容を傍受されると警告を受けている。

(中略)

それでもドイツ軍だけが困るのなら救いがあったのだが、ドイツは2023年からNATOのVJTF(高高度即応統合任務部隊:
Very High Readiness Joint Task Force)部隊の指揮を引き継ぐ事にことが決まっており、これに参加する
第37装甲擲弾兵旅団は、それまでに改良を受けた40輛のプーマ装甲歩兵戦闘車を受け取る必要がある。

この問題は2017年から指摘されていた問題で、直ぐに対応していれば時間的余裕はたっぷりと残されていたのだが、
上記以外にも1000個以上の欠陥リストを抱える同車の改良は進まず、2019年後半にVJTFに参加する部隊が
使用する40輛のみ改良が承認されたが、そのコストは何と約6億5,000万ユーロ(約783億円)、
1輛あたり1,600万ユーロ(約19億円)が必要という馬鹿げた結果となった。
(以下略)
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A400Mに対する要求として、このプーマをアフガンまで直行便で輸送することがあったはずだが、肝心にプーマがこの有様では・・・
一方、A400Mも最大積載量が当初の37トンから30トン前後に減少した模様(日本語版Wiki)なので、いずれにしても運べないか。

どっちもどっちだなぁ・・・(´Д`)ハァ…