新型肺炎 「希望者連れ戻そう」首相、チャーター機決断
産経 1/28(火) 18:24配信
(前略)
今回チャーター機を運航する全日本空輸は、成田−武漢間の定期便があり、「武漢の空港のオペレーションをよくわかっている」
(政府関係者)上、200人以上を移送できるというメリットがあった。

政府は政府専用機派遣の準備も進めたが、専用機は武漢に降り立ったことがなく、移送人数も大幅に少ない。
政府高官によると、実際、中国政府は27日夕までに専用機の武漢空港の利用を許可しなかった。
航空自衛隊が運用する専用機を中国が「軍用機とみなしている」(防衛省関係者)ことが要因とみられる。

ネックとなったのは、武漢を中心とした湖北省内の邦人の空港までの移送手段だった。
武漢市内では23日以降、地下鉄など公共交通の運航が停止され、事実上の「封鎖」状態になった。
邦人移送のためのバスを動かすにも、当局の許可が必要で、外務省は北京の日本大使館員を現地に派遣し、
「1つ1つ許可をとった」(政府関係者)。

政府は当初、28日午前にチャーター機2機を武漢に派遣し、同日中に羽田空港に帰国すると自民党に説明していた。
見通しが狂ったのは、同じくチャーター機を派遣する米国、韓国など他国との調整や、27日に現地入りした中国の李克強首相を
めぐる警備が影響したとの見方がある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000590-san-pol