「紅茶は英国製ではありません」。EU離脱でBBCの教育番組が強烈な皮肉
2/2(日) 19:05配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00010003-huffpost-int

話題になっているのは、CBBCの人気番組「Horrible Histories(おそろしい歴史)」。学校で教わらない歴史の
側面を、面白おかしく紹介するコメディー番組だ。イギリスがEUから離脱した1月31日に、CBBCの公式アカ
ウントで動画をTwitterに投稿。日本時間の2月2日までに290万回以上再生されている。
動画は、「イギリスはヨーロッパを去る。行け、イギリス!」と男性が呼びかけて始まる。ヴィクトリア女王に
扮した女性が、「イギリスのもの、イギリスのもの」と歌いながら、紅茶を頼み、砂糖を入れようとする。すると、
サーブしようとしたばとら男性が「紅茶はイギリスのものではなく、インドから持ってきたものです」「砂糖は
カリブ海から輸入されました」と矢継ぎ早に、「不都合な真実」を女王に告げる。
ヴィクトリア女王は、世界中に植民地支配を広げた大英帝国時代を象徴する存在として知られる。紅茶の
紹介では、インド支配の過程で多数の犠牲があったことや、カリブ海での砂糖生産は奴隷労働があったこと
などにも触れられている。
真実を告げられ、女王の表情はだんだんと険しくなってきたところで、「イギリスのものはたくさんあると思って
いたけど、実はあまりない」と告げられる。
極めつけが、イギリス王室だ。バトラーから「女王も外国由来だ」と突きつけられると、女王もついに「それは
正しい。私も外国の家系がある」「夫はドイツ人だ」と明かす。「少なくとも私はイギリスの名前を持つ」と女王が
苦し紛れに言うと、男性は「ヴィクトリアはラテン語です」ととどめを刺す。
動画は「私たちの大好きなイギリスのものは他のどこかから来たようだ」と歌い上げ終わる。


イギリス人の根性はババ色。