タイで開催の多国間軍事演習 新型肺炎で不参加を検討=韓国軍
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00251028-yonh-int
【ソウル聯合ニュース】
韓国の軍当局が2月末にタイで始まる多国間軍事演習「コブラゴールド」への不参加、または派遣規模の縮小を慎重に検討していることが9日分かった。
韓国政府と軍の複数の消息筋が明らかにした。

 コブラゴールドは1982年から米太平洋軍司令部とタイ軍司令部の主導で毎年実施されている。韓国軍は2010年から参加している。

 コブラゴールドへの不参加を検討しているのは、武漢肺炎が東南アジアで拡大しており、制限された空間で多くの兵力が数十日を過ごす艦艇の通風システム上現地で問題が発生する恐れがあると判断したため。艦艇で感染者が出る場合、感染が一気に広がる懸念がある。
横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で数十人の感染者が発生したのも、船舶の通風システムと無関係ではないとの指摘がある。

 韓国軍関係者は
「万一、風邪の症状がある兵士がいれば、新型コロナウイルスかを確認するため、全員を隔離しなければならない状況が発生する」と説明。
別の関係者は
「軍は万一の事態まで考慮しなければならず、慎重に検討している」と述べた。

 中国は今年のコブラゴールドには参加しない方針という。