>>776
占領地に善政を敷くのが一番な様です
占領軍と現地住民を公平に分け隔て無く治める

ゲリラの名称が登場する以前のボナパルトによるエジプト遠征
フランス軍ドゼー将軍は占領地でフランス人と現地住民を公平に扱い、住民達から「正義のスルタン」と呼ばれ尊敬されました
結果、反乱の多くを防ぐ事が出来ました

ゲリラの名称の由来になったナポレオンによる半島戦役(スペイン・ポルトガル戦線)
多くのフランス軍将官や元帥達が占領地を威圧的に治め反乱やゲリラ活動が活発化
アラゴン地方に於てはサラゴサ市がフランス軍に抵抗して市民が籠城
凄惨な攻城戦の末に鎮圧されました
混乱するアラゴン地方を前任者から引き継いだスーシェ将軍は善政を敷き、サラゴサ市の再建さえ行いました
アラゴンの現地住民達はゲリラを治安を脅かす輩と捉える様になり、フランス軍に協力的になりました
時にはフランス軍と共同でのゲリラ鎮圧戦さえも行う位に
この功によりスーシェは元帥の位を得ました
後にナポレオンは「スーシェが二人いたらスペインを平定出来ていただろう」と語っています
ナポレオン戦争後、スーシェ元帥が亡くなった時、サラゴサ市民は追悼ミサを行いました

両指揮官に共通しているのは
住民や下級兵士には優しく、将校には厳しい
何よりも自分自身に厳しい
結局は戦術・戦略以前に指揮官の人間形成が重要なのかな?