新型コロナウイルスの感染拡大防止のために世界中で実施されている外出制限措置が、意外な“効果”をもたらしている。

米ニュースサイトGNN(4月10日付)などによると、人の移動が止まった結果、車の排気ガスなどが激減し、
スモッグなどで汚染されていた大気がきれいになっているという。

この現象は中国や英国などでも報告されているが、最も劇的な形で現れたのがインド北部のパンジャブ州ジャランダルだ。
ヒマラヤ山脈の約200キロほど南に位置するジャランダル周辺は大気汚染がひどく、スモッグのために普段はヒマラヤ山脈は見えない。

それが3月25日、インド全土で外出禁止令が発令された結果、4月に入り、地平線のかなたにヒマラヤ山脈が見え始めたのだ。
ここ30年で初めてのことだという。

ネット上では、歓喜のツイートと共に、自宅から見えるヒマラヤの写真が相次いで投稿されている。
写真はジャランダルに住むハルバジャン・ターバナトールさんがツイッターに投稿した1枚。こうツイートしている。

「ジャランダルの自宅の屋上からヒマラヤ山脈が見えたのは初めてです……
こんなことが起きるとは想像もしていませんでした」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200412-00000009-nkgendai-life

世界が環境美化に目覚めそう