EU、WHOで米と温度差 独首相「全面支持」―G7首脳会議・新型コロナ

【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のミシェル大統領とフォンデアライエン欧州委員長は16日、先進7カ国(G7)首脳のテレビ会議に参加し、
「G7は既存の国際機関と強く協力して新型コロナウイルス危機後の世界構築を先導すべきだ」と訴えた。トランプ米大統領が資金拠出停止
を表明した世界保健機関(WHO)を念頭に置いた発言とみられ、米側との温度差が際立った。
米ホワイトハウスはG7首脳会議で各国首脳がWHOの「徹底的な見直しと改革」を求めたと発表している。しかしドイツのメルケル首相は
首脳会議で、「WHOへの全面的支持を表明した」(報道官)という。
さらにEUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は同日、WHOのテドロス事務局長と電話会談。「EUの力強い支持」を伝え、新型ウイルス
との戦いにおいて多国間の枠組みで協力し続ける必要性を改めて強調した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041700293&;g=int