>>710 480じゃないが、高張力鋼をプレスして拵えた、風呂桶型そのものが完全一体型装甲板になっているエンジンルーム兼コクピットの周りに、
木材の後部胴体と木桁合板張り主翼をくっつけたのが、Il-2の戦時量産型初期段階。ジェラルミンより重いが量産性と素材供給容易度の方が大事だ。
戦局の進展にともなう材料供給の安定につれて、主翼は金属桁+合板張りになり、戦争後期には試作型と同様の全ジェラルミンに戻した。胴体後部をジェラルミン製部品につけかえられたのは戦後になってから。