ちなみに「撃たれ強い」と言われたF6Fヘルキャットの防弾配置
https://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/f6f-3.jpg
これだけ大きい機体で、敵弾を防げる装甲板は座席後方と、計器盤の前にちょっとあるだけ、コクピット前と機首下のは弾片防御レベル
防弾ガラスなのは真正面の平たい積層ガラスだけ、他はアクリル製、
燃料タンクは穴があくと、二重になったタンク外板の間に仕込まれた生ゴムがガソリンで溶けて塞ぐ、自動防漏(セルフシーリング)式
つまり燃料タンクを守る装甲板など無く、漏れた燃料に火をつけられるまえに穴を塞いで燃料漏れを止めるだけのものだが、効果は絶大

現代の飛行機で装甲があるのは、一部の地上攻撃機くらいなもの、朝鮮戦争の頃の戦闘機には、まだ操縦士背面の装甲板があるが、
ミサイルで撃ち合う時代になるとコクピット前面の防弾ガラスも座席背面の防弾板も、弾丸を止める装甲はなにもなくなった