昭和6年発行軽機関銃各個分隊教練の突撃及敵陣内の攻撃だと、
1.協力する小銃分隊の突撃に危害がある敵を制圧
突撃点を猛射、側射を狙う敵も制圧する。小銃も制圧射撃をするが、突撃点のみ射撃する
2.小銃分隊が敵陣に突入したら、機を失せず前進してその後の戦闘に協力
突入した小銃分隊に敵火力が集中し逆襲を決行するので、軽機分隊は機を失せず前進して猛射し逆襲を挫折させる(突撃前進を援助しない時は小銃分隊に跟随する)
格闘を覚悟して前進すること
3.敵陣内の攻撃動作
斜射側射をなし得る地点に進出して不意に射撃し、小銃分隊の果断なる前進と猛烈な突撃とを反復して敵陣深くに進出する
敵の逆襲は猛射にて粉砕し、敵の斜射側射に対する措置を行う
以下略

教育上の注意
小銃分隊が突入してから軽機分隊が突入するというのは前進時機遅に失する事が多い
後方に留まって小銃分隊への逆襲を阻止する場合、凹地などの超過間接射撃が出来る特殊地形のみで稀
なので軽機分隊は小銃分隊とほとんど同時に相次いで突入して機を失せずその後の戦闘に参加する
後方からの逆襲に対する支援は重機もしくは第二線の軽機が行う
格闘を覚悟して邁進せざるべからず。なので教育者はこの点に深い考慮をして精神的に訓練しようね
以下略

(この『突撃及び敵陣内の攻撃』の項目は実際は4ページほど有るが、その中から抜粋し自己解釈したものを記載した)

なんというか、制圧射撃もするけど格闘もするよ!という感じだな。時期的に十一年式の筈なんだけど、どう格闘するつもりだったのだろうか?