3兆 降り注いだが… K-2戦車の年内国産化、事実上霧散
http://www.munhwa.com/news/view.html?no=2020101901070621302002

年内の完了を目標にしていたK2戦車(写真)の完全国産化事業が、事実上難しくなったという評価が出た。
防衛事業庁と核心部品である変速機メーカー間の葛藤が主な要因に挙げられる。

加えて民主党の金振杓(キム・ジンピョ)議員室によると、16日に放事庁とK2トランスミッション開発会社の
S&T重工業が非公開で耐久度評価などをめぐって協議を進めたが、決裂した。
残りの日程を考慮して、事実上、年内のK2戦車の国産化には失敗したのではないかという見方が多い。

政府は10年から計2兆8354億ウォンを投資して、K2戦車の国産化事業を進めた。
1・2次量産で核心となるエンジンの国産化に成功したが、3次量産を控えて変速機の開発は現在進行中だ。

金議員側が監査院などから確保した資料によると、計7回の試験で変速装置の故障などの理由で不合格通知を受け、
故障原因を分析するため封印した変速機を一部職員が任意に解除する事態が発生した。

政界の一部と防衛産業界では評価基準が厳しいという不満が提起され、政府は7月、
「検査結果について機関別に見解の違いが発生して判定が難しければ、専門委員で構成された協議体で検討・
判断するなど公正性を強化する」と発表した。
しかし、国防技術品質院(気品院)の異議申し立てにより、依然として最終判決は気品院で行われている。

これを受け、S&T重工業は16日の会議で、「協議体の検討に従おう」という内容を契約書に入れるよう提案し、
防事庁はこれを断った。

その間、約1100社に達するK2戦車部品協力会社の被害は避けられないというのが、金議員の指摘だ。
放事庁が今年、戦車量産契約金の名目で確保した予算は、350億ウォンだ。 変速機製作遅延を理由に執行できずにいる。

キム議員は「変速機を除いた残りの部品に対しては契約を結んで関連業者が風穴を開けるようにしなければならない」とし
「変速機の国産化が難しければ2次時のようにドイツ産で組み立て、4次量産で問題点を正確に把握して開発すれば良い」と説明した。