ドイツ軍は戦車のような移動する小さい装甲目標では、適当な爆撃は効果がなく・・
確かに効果があるのは直接照準の機銃だと戦争早期の段階で認識を得た
そこで戦闘機にガンパックを付けたり大口径砲をつけたルーデルの大砲鳥カノンフォーゲル
が活躍したクルスクでは75ミリ砲のヘンシェル攻撃機も投入され多大な戦果を上げた

朝鮮戦争でアメリカのパイロットは、地上機銃座や戦車のような小さい目標には
精度の悪いロケット弾ではまるで当たらないとわかり、任務を果たすためには
機関砲で撃つしか無いと捨て身の攻撃を敢行した
低空に降り直接照準で討つとなれば地上の対空砲火も激しくなり犠牲も増した
捕虜パイロットは無差別絨毯爆撃ではげしい憎しみを受けて北朝鮮人の拷問で死を遂げた
そのためヘリコプターによる初のパイロット救出作戦もおこなわれてる
A10サンダーボルト装甲攻撃機の退役問題で代わりがないと陸軍と空軍がもめる理由でもある

朝鮮のように荒野に戦車がポツポツと散在するような戦地では相性が悪いが
精度の悪いロケットも大きな目標は効果があり、密集する部隊にロケット攻撃をあびせれば
大きな戦果が上げられる。ノルマンディーでは森の中を進むドイツ戦車師団の先頭車両を
ヤーボによる急掃射でつぶし、渋滞に陥り
身動きが取れなくなった密集縦隊をロケット弾をくりかえし浴びせることで「丸焼き」にした
タイフーン主翼下に8発のRP-3ロケット弾は巡洋艦の斉射に相当する火力がある
ベトナム戦争でも安価なロケット弾は多用され、空母上で大爆発を起こして大量の死人が出た