台湾の海軍陸戦隊のエリート特殊部隊である「水陸両用偵察大隊」に入隊するための10週間にわたる最終試験が最後の1週間を迎えました。
この1週間は訓練生たちの間で「地獄の1週間」と呼ばれている最後の試練です。
5泊6日の長い行軍、そして海やプールで長時間呼吸を止めたり、戦闘服を着て泳ぎ、海から砂浜に潜入したり、さらに睡眠時間はわずか5分。
薄緑色の毛布にくるまって床に寝そべると、すぐに起こされます。疲労のあまり意識がもうろうとしている志願者もいます。教官たちはどんなに困難な任務でもやり遂げるという鉄の意志と仲間や軍への揺るぎない忠誠心を持たせるためだと口をそろえます。そして、厳しい訓練の最後を飾るのがこちら、「天国への道」。
ギザギザの岩やサンゴが敷きしめられたおよそ100メートルの道をほふく前進やでんぐり返しで進みます。
途中で休んでいると教官から容赦なく水をかけられます。「天国への道」というだけあってゴールすれば入隊が認められます。結局、最終試験は31人が挑戦し、15人が合格したということです。