>>849
タイムスリップものだと、「確かに過去の世界っぽいけど、それが自分たちのいた時間軸の過去とは限らない」わけなんよね。
もちろんその初出は荒巻義雄の艦隊シリーズだけど。

艦隊シリーズ以外で明確に書いたのは羅門祐人の「青き波濤」(1994)で、小惑星の落下で西暦2000年の関東地方一帯が丸ごと"並行世界の1942年"にタイムスリップ。
最初は素直に過去にタイムスリップしたと思ってドーリットル空襲のB-25を百里のF-15Jで迎撃したら、史実ではダミーだったはずの銃座に撃墜されて、
「あ、ここ元の世界の過去じゃないわ」って気づく。

その点「大逆転!2003年戦艦「武蔵」」は>>848で書いたようにタイムパラドックスも起きてるが、「本来は同じ時間で両立しえない両者が接近すると起きる」という現象。