・88ミリ高射砲はL56で有効高度8千mでたいていの航空機に有効だった

・日本も88ミリL45の高射砲を採用したが、性能がおとり、B29には有効ではなかった。うん
・英国の3.7インチ高射砲(94ミリ)マーク3は高度10600メートルまで有効だった徹甲弾なども用意されたが
独の88ミリよりも2トンも重く不便なため対戦車ではあまりつかえなかった。高級すぎた
・米国90mm高射砲はL53タイプの90mm砲 が戦車にも搭載、これはタイガー戦車に匹敵した

・ソ連ではワシーリー・グラビン将軍により85ミリ高射砲の対戦車砲の転用が論議され
T34の砲塔に入らないのでSU122自走砲につむように計画されたがこれがSU85 襲撃砲になる。
傾斜装甲がヘッツァー以下の45ミリしかなくやがて85ミリ砲は戦車に装備されて微妙な存在になった。

ロシア85ミリ砲はパンター中戦車には全く通用せず威力も88ミリにおとり、命中精度が悪かった
さらに強力な火砲が要望され砲弾の重い100ミリ砲はいらず、もっと強力な85があればいいとした
しかし、長85ミリは砲身破裂が多発した。ロングバレル85は質が劣り、放棄された
やむなく100ミリ砲がSU100として搭載された。ドイツの突撃砲と異なり赤軍のSU85・SU100襲撃砲は
戦車の後方で支援に使うとされた。鼻先が長いので操縦しにくい、と配置された部隊に不評だった。

旧式のSU85は北朝鮮やベトナム供与された。あまり見ない気がするが。