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>作戦輸送なら、護衛対象たる輸送艦は独自に之字運動などの回避運動を行えるが、
>通商護衛なら、護衛対象たる商船に同様の真似は難しい

そういう問題じゃないです。

部隊の作戦輸送なら、輸送船の損害は少しでも作戦全体を崩壊させます。
例えば、私の例でいえば、大型輸送船1隻が損傷し帰投せぜるえなくなるだけで、1個連隊戦闘団が作戦に参加できなくなります。
主攻部隊の25%の戦力減少。作戦の成功可能性は激減するでしょう。
2隻損傷帰投であれば、50%。もう作戦失敗は確実視されるレベル。

※撃沈されなくても、損傷で引き返させるだけで良いのです。
※撃沈なんぞされたら何千人と戦死確実。

1隻の脱落もなく例え護衛艦の側が壊滅しようとも、輸送船を全船送り届ける覚悟が必要と思います。


しかし、通商護衛の場合、1隻、2隻沈んでも日本の通商が壊滅する訳ではありません。
損傷程度なら同と事もありません。通商の完全遮断には程遠い。
もちろん損害は極限させる努力は必要ですが、作戦輸送にくらべ損害の許容力ははるかに大きいです。

それも踏まえ、航路帯方式は完全な防衛方式をとらなくてもよく、その分、艦艇/航空機なども減らせるのです。