>>545
戦前の、いや戦争始まってからもそうだけど、戦車ってものの戦闘法としては、砲による攻撃の他に機銃による対歩兵火力制圧が重要とされていたから。
回転砲塔がないと機銃で周囲を掃射することは難しくなるし、限定的な可動範囲の銃座ですら装備が難しくなる突撃砲方式はなおさらだ。
登場当初の戦車はその辺(回転砲塔なくても機銃で掃射できる範囲を広く取れる)を「銃座を複数積む」ことでフォローしたけど、低姿勢で車高の低い突撃砲ではそれすら難しくなる。

なので、固定式戦闘室に砲だけ積んだ突撃砲形式は「敵陣に突進して敵兵を掃討する」使い方には不向きとされていたから、「対歩兵兵器」としての戦車を重視していた列国はドイツのような突撃砲を重視しなかった。