レイテ沖海戦ですが、

作戦では、小沢中将の指揮する第一機動艦隊が全般の作戦指揮を行うようになっていた。
しかし当の小沢中将自身はこのままでは第一遊撃部隊と機動部隊本隊は2600浬も離れて
行動することになり、実際の作戦指揮は不可能だと考えていた。そこで小沢中将は9月10日、
以下の点を連合艦隊司令部に意見具申し、第一遊撃部隊の第一機動艦隊の指揮下からの
離脱と連合艦隊の指揮下への編入、第一遊撃部隊の戦力強化を意見具申した。

しかし連合艦隊司令長官の豊田副武大将は9月中旬、参謀の高田利種少将を派遣し
小沢中将の統一指揮を要望した。これに対し小沢中将は賛同せず議論は平行線となった。

小沢中将の考えは分かりますが、では豊田大将の考えは、どのような理由からでしょうか?