良くも悪くもさっぱり話題にならなかった空挺ドラゴンズをいまごろ消化し終わったんだが

・いわくありげな強キャラ主人公ただし昼行燈+新入社員ヒロインが個性豊かな仲間たちと特殊な環境特殊な仕事を通じて成長していく

という、同じテンプレが年に何回使われるでしょうってくらいのよくある話だった。
画も綺麗だったし、声優もひどい棒が居なくてよかったのに、面白くもつまらなくもなかった。

原作がどう評価されてるのか知らないが、アニメになるくらいなんだから人気はあるんだろう。しかし我が家では、
タイトルはドラゴン、劇中の呼び名が竜、狩る人はオロチトリってどれなのかはっきりしろとか
捕鯨船の愉快な仲間をやりたけりゃクジラでやれば済むんだから竜であることの意義はないんかいとか
見終わって女房とぶうぶう不満を垂れ流すことになった。

2人とも特に不満に思ってたのは、竜を取る船(飛行船)の甲板上に命綱も安全柵もないところだった。
墜落災害舐めてんのかと。

そもそも気球が風に乗って漂ってるのと違うんだから甲板上は常に強風で、しかも船は機動するんだぞと。
絶対だれか落ちるだろと。
落ちた奴ワイヤーガンで助けたりとかそうそう都合よくいくかと。そんなの主人公のとっておきだけにしとけと。

もうこれは誰も落ちないお約束の世界と思うしかない、そうでないと危なくて見てられないと思ってたら最終版のエピソードで転落ネタ。
助かってる可能性があるから探す、慣例により48時間って、海上ならともかく陸地でアホか絶対死ぬわと。
つか落下地点の直接捜索もなしに何やってんのと。

原作ではもっと詳細に捜索シーン描いてあったんだろうか。
アニメだと全体が詰めの甘さでできているというような、そんな印象。
たいへんモヤモヤした。