加 持「何やってんだ?海自君は」
シンジ「僕は、僕はもう戦争はしないから、そう決めたから」
加 持「そうか……ピッキングが公になったんでね。
    戦闘配置にオレの居場所なくなった。以来ここでビラを撒いてる」
シンジ「こんな時にですか?」
加 持「こんな時だからだよ。やはり死ぬ時はここにいたいからな」
シンジ「死ぬ?」
加 持「そうだ。台湾がお隣の中国と併合すれば、
    尖閣諸島は全て占領されると云われている」
シンジ「…………」
加 持「それを阻止できるのは旧海軍と同じ力を持つ海上自衛隊だけだ!」
加 持「海自君。オレはここでビラを撒くことしかできない。
    だが君には、君にしかできない、君にならできることがある
    オレも強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。ま、後悔のないようにな」

「おやしお四番艦が欠番って噂、本当ですか?何か事故があって、爆発したって」
「ええ、本当よ。……おやしお四番艦は技本第5研究所と共に消滅したわ。
 スターリング機関の実験中にね」

「生き残った不審船二隻による、零距離射撃?」
「そうです。海底ケーブルの軸線上に無人の不審船二隻を自沈させ罠を張ります。
 その間にちよだのDSRVがグリーンビルの魚雷発射管を開放。
 そこへ全船突入し、RPG−7の直接射撃の後さらに自爆。目標を撃破します」
「そんな無茶な!」
「無茶かもしれませんが、無理ではないと思います」

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グリーンビルが何だかわからない