カーボンゼロの「最終兵器」、日本先行の宇宙太陽光発電
日経産業新聞
2021年2月4日 2:00 (2021年2月4日 4:58更新) [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ268P30W1A120C2000000/
宇宙空間に広がった太陽光パネルで発電、電子レンジに使われるマイクロ波で
地上に電気を送る「宇宙太陽光発電(SPS)」。
1980年代に日本で研究を始めた京都大学の松本紘氏(現・理化学研究所理事長)から
弟子の篠原真毅教授へ情熱は受け継がれ、2050年の実用化を目指し国も動き始めた。
中国の猛追もある中、次世代エネルギーとして日本は果実を手にできるか。

人工光合成による海水分解の反応選択性を制御する触媒機構を解明
掲載日:2020/10/09
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2020/pr20201009/pr20201009.html
海水に太陽光をあてるだけで、酸素と水素を発生させる研究は古くからおこなわれているが
海水の塩化ナトリウムから次亜塩素酸が発生する問題があった。
真水では電離してないため電気を流さないと発生せず
海水では太陽光だけで発生するが次亜塩素酸で電極が劣化する。
そこで光合成の葉緑体に使われるマンガンに着目し、電極にマンガンを添加すると
次亜塩素酸の発生を抑えられることがわかった。
つまりこれを大量に作って日本の経済水域に並べれば、
海水を分解して大量の酸素と水素を発生し続けることができる