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>当の海兵隊がMAGTFを捨てようとしとるんですよね

MAGTAFを捨てるのではなく、強襲揚陸を捨てるだけです。
沿岸連隊であっても海軍や海兵航空隊を含むタスクフォースを組みます。
(これもマルチ・ドメインフォースと呼ばれていますが、欧州で組む陸軍のマルチ・ドメインフォースとは全くの別物)

米海軍と海兵隊は、その沿岸連隊を火力投射ベースとして敵の警備の薄い島嶼を確し、そこから火力投射影響圏を確保。
これを複数運用し相手の作戦交通を阻害しようとしています。

沿岸連隊には戦車や砲兵といった基本的な陸戦装備が削減され、遠距離精密ロケット兵器(MSRSやHIMRAS)が増備され、
対地上火力(他島嶼に対する)や新開発のSSMにより敵海上戦力への火力投射ならびに、精密長距離SAMによる局地的航空優勢の確保を目指します。

当然、陸戦能力が低いので、敵の本格的な海上攻撃(逆上陸を含む)が指向された場合、優勢な米海軍の援護の下、豊富な海上輸送船力(揚陸艦艇含む)により転戦。
文字通りの転戦で、他島に移動し、そこを火力投射べースとして展開し、敵の阻害を続行します。
このようなタスクフォースを複数運用し、相互支援の元に敵に対する拒否影響圏を確立するつもりです。

フィリピン等のオセアニア地域の多島海域における敵海上連絡線に対する正規軍による海上機動遊撃戦と言えるでしょう。