海自隊員 女性傷害で停職3か月
02月18日 16時27分

海上自衛隊は去年8月、佐世保市の集合住宅に住む女性の部屋を訪れ、女性の顔を殴るなどしてけがをさせたとして20歳の男性隊員を停職3か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、去年まで海上自衛隊佐世保基地に配備されていた護衛艦「あさゆき」の所属だった安仁屋雄輔海士長(20)です。

安仁屋海士長は去年8月、佐世保市内の集合住宅に住む女性の部屋を訪れ、出てきた女性の口を突然押さえて顔や腹などを殴るなどしてけがをさせたとして、傷害の疑いで逮捕されました。

海上自衛隊佐世保地方総監部などによりますと、安仁屋海士長は逮捕当時容疑を否認していましたが、その後、容疑を認め不起訴になったということです。

また安仁屋海士長は、当時、近くにある同僚の自宅でバーベキューをして酒に酔っていて、この女性との面識はなかったということです。

安仁屋海士長は海上自衛隊の調査に対し、「被害者の方に大変申し訳なく思う」と話していて、女性に謝罪の文書を送ったということです。

これを受けて、海上自衛隊は18日付けで安仁屋海士長を停職3か月の懲戒処分にしました。

護衛艦「あさゆき」が所属していた第13護衛隊司令の菅原誠1等海佐は「隊員の規律違反を重く受け止めている。服務指導をさらに徹底し、再発防止に努める」とするコメントを出しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210218/5030010660.html