WW2レベルで可能か不可能かなら可能、容易だったか確実性があったかなら否な話しだと思う。

この話しで重要なのは、やれマイクロ波レーダーを装備化出来ただの、PPIスコープを実用化出来ただの
そっちにいつも目が行くが、それよりも、そのバックボーンになる信号処理技術の進歩の方がより大事。

WW2だろうが現代だろうが物理的に水面上に潜望鏡やシュノーケルが突き出していて、それに短波長の
レーダー波が当たれば反射波は得られる筈。
問題はその反射波(周囲の波頭からの反射波雑音として混じる)から雑音を除去してターゲットとなる信号
を抽出する信号処理技術と、それをオペレーターが読み取れる情報としてモニターへ表示する技術が当時
と現代では格段に差がある

当時の単純なAスコープで水面上の雑音混じりな信号の中から潜望鏡やシュノーケルと思われる波形を
オペレーターが自力で読み取るのと、コンピューター処理で雑音除去され、ライブラリと照合してこの信号
が怪しいとフルHDのカラーモニターにシンボルとして表示された情報を読み取るのとでは、どちらが容易
で確実性があるかは言うまでもないだろう。

WW2当時の技術では潜望鏡やシュノーケルからの反射波が得られても気象条件やオペレーターの練度
によっては雑音と見分けが付かずに見逃す事も多かったが、現代の技術であれば短時間でも信号が得ら
れたまず見逃して貰える事は無い、その違いの方が大きい