読売新聞

>  19〜23年度の中期防衛力整備計画(中期防)の期間中に、中型輸送艦1隻、小型輸送艦2隻を導入する。
> 中型は2000トン級、小型は300トン級とする方向で、中型導入は初めて。
> 南西諸島などの離島では、海自が保有する大型の輸送艦が接岸できる港が少ないことから、
> 中・小型輸送艦の導入で、補給能力を高める狙いがある。
> 中型は戦車約15両、小型は戦車約5両を搭載できる大きさを想定していて、
> 将来的に中型2隻、小型6隻の計8隻態勢を整える見通しだ。


令和3年2月16日(火)09:35〜09:49|岸防衛大臣閣議後会見
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2021/0216a.html

Q:政府は南西諸島に配備した陸自部隊へ物資を運ぶ輸送艦3隻を2024年度に導入する
  という方針を固めたという報道がございますが、事実関係の方をお願いします。

A:島嶼防衛を万全に行うためには全国各地から島嶼部に陸自部隊や各自衛隊の装備品を継続的に輸送する必要がございます。
  航空機の輸送に適さない重装備や、一度に大量の物資等を輸送できる海上輸送能力の強化は重要であります。
  このため、現中期防において島嶼部への輸送機能を強化するため、
  本土と島嶼部への輸送を実施し得る大きさで、2,000トン程度の搭載能力を有する中型級船舶1隻と、
  喫水が浅い島嶼部の港湾にも輸送を実施し得る大きさで数百トン程度の搭載能力を有する小型級の船舶3隻を取得することとしています。
  これらの船舶については、陸自の隊員及び装備品のみならず、他の自衛隊の装備品等の輸送も想定されることから、
  共同の部隊として海上輸送部隊を新編し、これらの船舶を保有する計画であります。
  現在中期防で予定されている令和5年度末まで、すなわち2024年3月までに、
  部隊の新編を実現すべく、必要な取り組みを行っているというところでございます。



初期作戦能力は4隻で5隻目以降は次期中期防で調達する構想か?