>>526
そもそもチェルノブイリ原発事故で甲状腺がんが多発したのは・・

・初手で原発の釜が吹き飛び、広範囲に半減期の短い放射性ヨウ素を含む大量の放射性物質が飛散
・しかも事故直後ソ連当局は事故を隠ぺいしていた為、近隣の牧草地には大量の放射性ヨウ素が降り注ぎ、
 それを食った牛が出した牛乳にも大量の放射性ヨウ素が含まれていた
・そして高濃度に汚染された牛乳が周辺地域に平常通り出荷され、知らずにそれを飲んだ子供ら多数が
 体内に大量の放射性ヨウ素を取り込んでしまい、甲状腺被曝に至ってしまう。

というプロセスがあった為でした。

しかし福島では建屋こそ水素爆発で破壊されたものの、圧力容器や格納容器が破裂するには至らず、
住民の避難と牛乳を含む農産物の出荷制限も早い段階で実施された為、汚染牛乳を子供らが口にする
可能性はほぼありませんでした。

そして半減期が約8日である放射性ヨウ素は数か月後には大幅に減衰していき、出荷制限地域外の
農作物を口にしても放射性ヨウ素を多量に取り込むリスクはほぼ無くなりました。