「中型戦艦ブーム」と言うのは、英米日間の対抗関係とは別次元の建艦状況を表す言葉だと思うがな(但し英はレナウン級巡戦の改装で対応するのでこの状況に若干含まれる)。
ワシントン海軍軍縮条約の規定より一回り小さく、主砲14inch未満の高速な戦艦が、一時期欧州で連鎖的に建造や大改装で生まれたから、そう呼んでも別に不都合ではない。
ドイッチュラント級(きっかけ)

ダンケルク級(2)→イタリア改装戦艦(4)

シャルンホルスト級(2)
ドイツは条約批准国ではなかったが、当時の対抗関係の流れとして。
この後各国では互いの中型戦艦を凌駕する本命の主砲15inchクラスで規定上限の条約型戦艦を建造するので、それらとの対比としても「中型」になったと言える。