>>167
現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。
今回紹介するのは「現在北海道で夜勤の施設警備員(契約社員)をして暮らしています」と編集部にメールをくれた、39歳の男性だ。
「学校の成績は悪くて高校は(偏差値的に)底辺校。いじめにも遭っていました。狭い町で卒業して地元の中小企業に就職できたとしても、いじめた側の人たちともどこかで顔を合わせることになると思うと、とにかく地元を出たいという気持ちもありました。今思うと、こんな理由で進路を決めたことが軽率だったのかもしれません」

専門学校ではボイストレーニングや日舞、アフレコ実習などのレッスンに励んだ。学校以外でも滑舌を鍛えるために割り箸を口にくわえながら話したり、“初見”に強くなるよう初めて目を通す新聞や小説を音読したりと、自分なりに努力もした。

一回貧困に陥ると抜け出せないというかこの人の場合貧困になるルートしか導き出せないような・・・・
人生を見るとそうとしか言えない。
だいたい声優学校もインチキの所が多くてそういうところ選んだんでしょ。