>>404
ホルスタインの人が「楽しければいいんだよ」と言ってた>スチームパンク

809 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2019/04/11(木) 01:35:51 ID:83SVE6d20 [1/5]
>>793
面白い(´・_・`)
いやあ、俺もこんな作品を書いてみたいものだ。
「スチームパンク」というそもそもの言葉の原義を、しっかりと受け継いでると言えると思う

残念なことに現代では、とにかく古っぽい時代で、とにかく蒸気機関がうんうんと煙を吹き出していれば、みんなスチームパンクであると、誤解されてしまうことが多い。
だが、そもそもの生みの親であるJ・W・ジーターが書いている通り、スチームパンクとは単なる冒険活劇なんだ。

古き良き時代への憧憬を抱いた、冒険活劇。
力強い蒸気の力に寄せる、ファンタジックな娯楽物語。
そこでは、テクノロジーは「ただそこにあるだけ」だ
テクノロジーの意義を問い直すことはない。
またそのテクノロジーが、社会進化においてどのような役割を果たし、えてして経路依存的に自明化されがちな「理性」や「規範」、「正しさ」などといった価値観点に、キネシスやエポケーを促すこともない
スチームパンクの本質とはただ一つ
「ただ楽しいからやるんだ」(J・W・ジーター談)
これが、とかく高慢チキになりがちで、哲学めいていてスノビズム丸出しに陥りがちな、サイバーパンクとの大きな違いだと俺は思う

(サイバーパンクって、特にニューウェーブ世代が顕著なんだが、
 敢えて作中に妙ちきりんなテクノロジーや、社会モデルを登場させては、遠回りに現実社会の問題を問うている、
 …というパターンが多い。P・K・ディックなんて思索的過ぎてもう。いやそれはそれで俺は大好きなんだけども)

君の作品には魔法がある。転生がある。
いかにも中世っぽい土人が、易々と核分裂を扱ってる。
技術基盤? 魔法だ。文句あっか。深い事は考えるな。その場のノリで楽しめりゃ充分さ。
そんな臆面もない堂々ぶり。躊躇のない快楽主義ぶり。
典型的ななろう小説ではあるが、これも一種のノスタルジーであり、スチームパンク的だと言って良いと思う

次回の更新が楽しみです