19世紀感覚の蒸気機関は、
とても巨大で重量があったし、起動するのに何時間も掛かる動力源だった。
なので、大工場に据え付けて動力源とし、その工場に工員が出勤して、
蒸気動力が伝達されて、工員が一斉に働くスタイルになりまする。

また、鉄路の上を走る機関車だと、大工場のような巨大蒸気機関は使えないので、
必要な物まで省略し尽くした特殊な蒸気機関を運転手と助手の2人で操るスタイル。
熱効率的にはお粗末な限りだが、それを割り切った上で50年前まで輸送力にしていました。

ここらへんを空想科学で未来小説にしたのがスチームパンクの切り口でないの?
現実にも高効率な蒸気機関車は数多く試作されたので、そこからインスパイアされた
スチームロボットや蒸気飛行機とか。
工場に据え付けられた巨大な蒸気機関でなく、家庭に置けるミニマムな蒸気機関などなど。

蒸気機関は重くて不自由だ!これからは内燃機関だ!と宣言するとスチームパンクじゃ無くなるし……