設営隊にも小銃を配備する予定自体はあったみたいだな

小銃も定数どおりなら約830挺装備され ることになっていたが、
実際にどれだけ支給されたかは不明である。
「銃器が不足していたので手製の武器(火炎瓶や手槍など)を使ったり、
土木作業用の爆 薬、ツルハシ、円匙(スコップ)を手にして戦うしかなかった」
という状況は硫黄島に限らず、多くの設営隊に共通していた。
(もっとも、「日本刀より円匙の 方が折れにくいので武器として使えた」との回想もあるし、
海外の戦記にも「白兵戦の時にスコップを振り回した」という記述はある。)