ソウルからヨボセヨ 「日本不信」の向こうに
産経 2021/5/26 07:00

週末、単身赴任の寂しさを紛らわせるべく、一人でビリヤード場に入った。
球を落とす穴がない台を使った独自ルールの「四つ球」は韓国娯楽の代表だが、何年たっても上達しない。

悪戦苦闘していると、遠くの台にいたほろ酔いのサラリーマン風2人組の1人が、テレビのニュースに目をやりながら怒り出した。
「ワクチンなんて打たないし、親にも打たせられない」。
動画サイトのユーチューブで入手したという「ワクチンの危険」情報をとうとうと語っていた。

韓国では60〜74歳のワクチン接種予約が今月前半に始まったが、予約を済ませたのは5割程度。
韓国政府は繰り返し「安心」を強調するが、ネット上では副反応をめぐる未確認の情報が拡散され続けている。

日本滞在経験が長い大学教授は「韓国では独裁政権などで事実の歪曲が繰り返されてきた。
政府、大手マスコミなど『権力』が発する情報への不信感は、日本とは次元が違う」と話す。

テレビはその後、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の問題を報じた。
日本に丁寧な説明が求められるのはもっともだが、韓国での強い懸念を払拭するのは困難だろう。
「政府が真実を発表するわけがない」。 彼らの視線の向こうには、数十年積み重なった自国政府への不信感があるのだから。
https://www.sankei.com/article/20210526-2OZ6WEAYQRNZXIBJTEVHFDHTRA/

この調子だと韓国は集団免疫状態に至る前に、この手の頑迷な陰毛論者や反ワクチン層の抵抗で接種数が伸び悩むかも?