大陸式の朝食はいたってかるいものでジャムを塗ったパン、ビスケット、ゆで卵、コーヒー、といったところだ。イタリアの朝食といえばコーヒーとケーキであるが、
だいたい朝に砂糖を使った甘いの、というのはロシアも同様で甘いお粥、カーシャは定番だ。これは日本人には苦手とするが、お米も糖質なので結局は大量にとっており
それならもろに甘いものを食べたほうがエネルギーもわくし胃腸の負担も軽い
砂糖は中世ではサトウキビでつくられたのでカリブ海などに奴隷により大量の砂糖がつくられるようになるとヨーロッパにも入ってくるようになる

ちなみに欧米で最も砂糖を使わないのはイタリアである。王侯はパスタに砂糖をかけてお菓子のようにたべていた、これは南イタリアはながくスペイン副王領であったり、民は貧しく
せいぜい山羊から取れるペコリーノチーズをパスタにかけるのがせいぜいであった。厳然たる身分差で固定されてしまった。
朝からあまいののをたべる欧米の食事は日本人はどうもあまいものは・・というので日本人の貧乏な舌はイタリア料理があう
もちろんまずしいだけでなく工夫もされた。トマトは悪魔のような鑑賞物だったがこれを食べるこころみをしたのはイタリアの貧民とされ
唐辛子も南方植物で各家庭で栽培されて唐辛子にトマトソースが開発された

やがてエカチェリーナ二世の不義の子であるボーブリンスキー公爵家がロシアにも砂糖工場を作りおかげでロシアはテンサイなどカブで砂糖を取れるようになり、
まったく砂糖を輸入することもなく国産でまかなえるようになった。おかげでロシア人のお粥は甘い