>>37
「プロペラが無ければ」というのは、風洞実験で胴体だけなら太くても抵抗が少ない形とわかったが、
プロペラを回した場合、気流によって鍾馗やI-16のような機首の太い形でも空気抵抗は少なくなり、
むしろ表面面積が雷電より小さい分、抗力も小さくなるので、雷電が苦労した意味がなかったって皮肉だろ
一見して機体先端が細く尖った方が抵抗が少なそうなので、Fw190の試作機でダクテッドスピナーが試されたが、空冷の邪魔なだけで無駄、
F6F等の空冷エンジンのアメリカ機の多くは、試作機には付いていた普通のプロペラスピナーすら量産機では無くしてしまった
プロペラから発生する気流によって、空冷エンジンの正面の抵抗が減少するので、結局スピナーは無用だったのだ