>>146
IHIは作れるぞ!って言い張ってたんだが大蔵省(当時)を説得できなかったんだよな

FJR710を通産省も関与して開発していたがこれがタービン直前温度1250℃
イギリスはこれをベースにRJ500を日英共同で作った時に、高温部を担当したイギリスは
「耐久性も考えて」むしろタービン直前温度を下げたものを作った次第

同時期にイギリスが作っていた戦闘機用エンジンのRB199はタービン直前温度が
1270℃とか1300℃とか言われていたから、あと一息ってレベルだった

1980年代のFS-X選考時のIHIの技術で一番の弱味は、AB付きターボファンエンジンを作っていなかった事だな

とにかくXF9が完成してインタビューを受けた時、IHIの人は
「皆さん悉く誤解されてますが、ジェットエンジンって大きい方が作り易いんですよ?」と強調していた
大蔵省にも却下され、軍ヲタだか軍事評論家にも日本にはジェットエンジン開発力がないと
ずーーーーっと言われまくってたわけで、まあストレス溜まっただろう

やっぱり温度とか流量とかのスペックを細かく調べて行かないとダメだったんだよなあ

ただXF5の時は「F100を上回る推力重量比を達成した」と言っていたので
推力重量比が重要なら小さい方が有利に決まってるじゃないかって話になったりして
なかなか誤解をとけなかったよなあ