>>182
第二次大戦まで軍刀を佩用していたのは日本くらいだけど、西欧の軍隊における士官のサーベルは騎兵以外は指揮官の身分の象徴みたいなもので儀礼的なものになっている
19世紀末くらいまでは軍法会議で有罪となった士官の階級を剥奪する時、制服から徽章や階級章を剥ぎ取るともにサーベルを取り上げて叩き折るという儀式もあった

ピストルは小銃を携行しない士官の護身用だが、命令に服従しない部下を威嚇したり最後の自決用などの使われ方もあった
18〜19世紀の戦列歩兵の時代には隊列に付いている下士官がピストルを携行し、敵陣に前進する列から逃げようとする歩兵を列に戻らせたり場合によっては射殺する権限が与えられていた