>>792
「司令、第七艦隊より入電。『助力の要ありや?』です」
「返答は『くそくらえ』だ」
「は?」
「これは俺たちの喧嘩だ! 割って来ようもんなら、ロシア艦だろうが米空母だろうが沈めると言え!」

「深町司令は本当に『くそくらえ』と返答したようです」
「同盟国軍を相手に呆れたものだ……が、これは軍事の本質でもある」
「はっ」
「自国の防衛を自国の軍によって成し遂げる事は、国家の責務であり権利でもある。深町は、それを端的に示したということだ」
「端的と言うには些か乱暴に過ぎるようですが……」
「全く。あの男らしいが」
「司令は同期でしたか」
「いずれにせよ、米海軍の手を借りるまでもない。我が国に害を為すのであれば、我らは専守防衛の責務を果たさねばならぬ」
「では」
「一隻たりとも撃ち漏らさず、沈めよ」
「はっ!」

◆鳴り響くシンフォニー◆