そもそもMBT自体が、西側では105mmライフル砲から120mm滑腔砲に、装甲も空間装甲から無拘束セラミックスへ、更には拘束セラミックや劣化ウランなどへと進化しており、同じMBTでも内容は別物だ。
公式に呼ばれ始めた頃のMBTと、その用語が民間にも普及して来た頃のそれ、そして現代の物とは、性能も求める方向性も違う上に、各国ごとに特色があるのだから、普遍的な『MBT』の定義なぞ不毛だろ。

なら初出は、公的な計画だろうが私的な文献によるものだろうが、或いは秘匿されて一部に留まっていようが、広く周知されていようが、“どちらか早い方が問題無用で先”で良いじゃないか。
古いSFものに、同じ意味で同じ用語が使われていたというなら、そのSF作品と内容を説明すること。例えば、それが反重力で空飛ぶ装甲UFOなら、MBTと作中で呼ばれていたとしても、明らかに別物だろ?