ソ連のミリタリーサイエンスは、まさしくその特質ゆえに、
米国のミリタリーサイエンスとは大きく異なっている。
米国には十分に発展して、焦点をしぼった軍事に対する知識体系はなく、
ソ連のミリタリーサイエンスに匹敵する分析プロセスもない。

また米国は、自国の過去の軍事経験や他国の過去の軍事経験を、体系的に研究し批評していない。
そして、米国の軍事理論家やドクトリン開発者は、戦争を他の全ての人間の営みの外で考える傾向がある。

このため、戦争研究に対するソ連のアプローチを理解することは、われわれ自身の戦争研究を比較し、
分析して批評する手段を提供することを可能にするのだ。

(「ソ連軍<作戦術>縦深会戦の追求」、デイヴィッド・M・グランツ著/梅田宗法訳)

・・・・ようするに「パクれ」とw