中国版「新しい資本主義」か−共産党の巧みな投資で蔚来汽車が復活 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-07/R6WTOSDWRGG001

>安徽省の省都、合肥市はNIO中核事業の株式17%を50億元(約910億円)で取得。
同社は幹部を上海から合肥に移し、上海から内陸に500キロメートル近く内陸に入った
合肥で増産を始めた。中央政府と安徽省も出資に参加した。

>NIOは21年の早い時期に初めて黒字に転換し、同年末までに9万台余りを売った。
合肥市は出資を通じて経営権を握ろうとするのではなく、株式取得から1年以内に
持ち株の大半を売却。ロンドンやニューヨークの民間投資家のように、
NIOの株価急騰に合わせ保有株を手放し、最大で5.5倍のリターンを確保した。

>中国の資本主義はここ数年で一段と変化しており、地方政府が民間企業の少数株主となる
事例が増えている。合肥市はいわばパイオニアだ。1950年代から科学研究の中心地だった合肥市は、
巧みな投資により人口約500万人の活気ある大都市に変貌。経済成長という観点からすれば
中国メディアが「合肥モデル」と呼ぶ手法が機能しているようで、2020年までの10年間、
合肥の域内総生産(GDP)は目覚ましい伸びを記録した。

>地方政府系を中心に公的機関の所有企業は、民間企業との関係を強化している。
>各公的ステークホルダーが投資する民間企業の数がほぼ倍増したことを示唆している。

>シカゴ大ブース経営大学院教授でこの調査プロジェクトに携わったチャンタイ・シエ氏によれば、
「完全な国有企業でもなく本当の民間会社でもない」企業がトレンドだ。
「この曖昧な灰色の領域が今、中国で支配的だと私が考える企業構造だ」と同氏は話している。


ヤバそうだなコレ。
っていうか、もうすでにデロデロに溶かしてるところいそうだなあ。