そういう高くて買えないという需要を拾ったのが、主力商品の捕鯨砲が売れなくなって困ってたミロク製作所
ロンドンガンは何千万円もする上にロンドンまで採寸に行ってそれでも何年も待たされる
おまけに、貴族の狩猟は二丁銃を持って従者に弾を込めさせながら立て続けに撃つから、一丁だけ頼むと嫌な顔をされる
その点ミロクは吊るしで100万円は越えない

さて、射撃は利き目が大事だが、世の中には利き手と利き目が食い違う人もいる
例えばブルース・ウィリスがそうで左利きなのに顔を反らして右目で照準している
ロンドンガンは高いだけサービスは確かで、そういう人にはなんとS字にくねった銃床を作ってくれる
ただし、余計に高く付く上に息子に形見分けもできないので、中古屋は持ち込まれると困るという