>>274
>「スーツケースの中身が何なのかは怖くて知ろうとしなかった。麻薬なのか、銃なのか、なんか怖い物が入っていると思っていた。
>それをわかっていたのに、ずっとやりつづけてしまったのは私がダメだから。今更遅いけど、反省してる」
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>組織からも、友人からも、切り捨てられ、異境の地で死刑判決を受けて初めて、自分の軽率さを実感したのだろう。
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>弁護士は、こうした話を受けて、裁判で闘う方針を変えた。
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>M子の友人の証言や証拠を集め、犯罪組織が存在すること、M子が荷物の中身を知らなかったこと、反省していることなどを明らかにし、情状酌量を訴えることにしたのである。
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>だが、現実は厳しかった。まず日本で逮捕されていた女性Bは、マレーシアの事件には一切関与しないとしてM子を切り捨てた。それ以外の友人たちも同じだった。
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>おそらく下手にかかわることで自分の余罪が明らかになったり、組織に狙われたりすることを恐れたのだろう。M子が信頼していた人間たちがみな、手のひらを返したように消えていったのだ。
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>さらに、M子を担当していた弁護士が事故で突如として命を落とした。これによってM子に対する理解者はいなくなり、一から弁護士を捜さなければならなくなった。

サラッと流してあるけど

>M子を担当していた弁護士が事故で突如として命を落とした

めちゃめちゃ闇深いだろこれ。