ワシントンの安全保障シンクタンクのロシア軍専門家マイケル・コフマン氏の分析
https://twitter.com/GdPanzergraf/status/1518122341565231104
マイケル・コフマン氏のロシア攻勢“第2フェイズ”の評価

スレッドの大意(箇条書き)
・ロシアのドンバス攻勢は、現在使用可能なロシア軍戦力を考えると、大規模動員なしで行える最後の攻勢だ。
 その成否に関わらず、潜在的な攻勢能力の観点においてロシア軍は間違いなく消耗するだろう。

・ロシアの作戦意図は、イジュームからスロビャンシクへの前進とイジュームから
 南西への圧力(クラマトルスク西方への圧力)であり、ドンバス北部のウクライナ軍の包囲を企図している。

・この作戦はリスキーだ。ハルキウ周辺で増強されたウクライナ軍はロシアGLOC(地上連絡線)を脅かす攻撃を行った。
 ロシア側の作戦は成功しても、その後、占領地保持を強いられて脆弱になる可能性がある。

・また、ウクライナ軍はいくつかの地域で戦術的撤退を実行し、同時にロシア攻勢の持続を脅かす反撃のための部隊配置を行っているようだ。

・ロシア軍の人的、装備面での損失はひどく、増援と補充で補填できていない。

・南部ではマリウポリにロシア軍は拘束されている。アゾフスタリ直接攻略を諦めたことは、
 ロシア軍が更なる人的損失に耐えられないこと、ドンバス攻勢にマリウポリ展開部隊が必要なことを表している。

・ロシアのドンバス攻勢南方軸が、敵部隊の誘引・拘束以上の任務かどうかは不明だが、
 南部軍管区部隊の消耗度合いを考えると、大規模な作戦的包囲の実施はおそらく戦力の限界を超えている。
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