彼等は人として生き肥料として人生を終えた
みんなヒマワリになって家へ帰れなくなった
彼等にはもう何も見えないし何も聞こえない何も感じない
だけど それで良かったと思う
生きている間は争ったり 憎んだり 喧嘩したりしていたから
もうそれは二度とできない
だから悲しい
笑ったり 喜んだり 悲しんだり
誰かを愛したりすることはもうない
だけどそれで良いと思う
安全な場所にいる近くて遠くの誰かから
小さな窓を通して盗みみられて
卑劣な人々から批判されても
何も痛みを感じないから
こうして彼等の物語は終わり
ヒマワリだけが咲き誇るだろう
誰かに踏みにじられる必要はもうないのだから