英、ロシア軍従軍記者らも制裁対象に 「侵攻正当化し報道」

 英政府は4日、ロシアの個人・団体に計63件の追加制裁を科すと発表した。ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」や、ロシア軍に従軍取材してウクライナで記事を書く複数の戦場ジャーナリストらも対象となった。今後、英国内の資産凍結などの措置が取られる。

 英政府は制裁の理由について「プーチン(露大統領)の違法なウクライナ侵攻を『特別軍事作戦』と正当化して報じている」と発表した。大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダなどに記事を書いてきた従軍記者らが対象となった。

 また、英政府は露国営メディア「RT」と「スプートニク」の報道の遮断も決定。ソーシャルメディア各社などに2社の報道を流さないよう要求する。欧州連合(EU)も既に2社については同様の措置を発表している。【ロンドン篠田航一】
https://mainichi.jp/articles/20220505/k00/00m/030/022000c


敵性報道の排除