元プロの船長も激怒です

辛坊治郎「あり得ない ふざけるな」 知床観光船えい航中“再沈没”に憤怒  船舶の陸揚げ方法も詳説
>自身もヨットを所有し、定期的なメンテナンスなども行う辛坊は、船舶を陸揚げする方法について詳しく解説。通常、水面に浮かんでいる状態の沈没船と同等の大きさの船舶の場合、船体に2本のベルトをかけて持ち上げて陸揚げするが、今回は船内に海水が入り込んでおり、相当な重さになっているため陸揚げ前に水抜き作業が必要と言及した。一方で、船体が水中にある場合は相当な浮力が働くため、海流やえい航中の水の抵抗などでベルトからすり抜ける可能性があると指摘。
>そのうえで辛坊は、「私が責任者なら、バウ(船首)にあるアンカーチェーン(錨をおろすためのチェーン)に1本ワイヤーかロープを結んでおくだけで、たとえベルトから抜けたとしても落下することはない」と、今回の引き揚げえい航方法について疑問を呈した。さらに、ベルトからすり抜けるリスクに備えていなかったことについて「私の感覚からするとあり得ない」と続けた。
>ただ、「絶対にどこにも傷をつけるなというものすごいプレッシャー」が現場にかかっていたため、2本のロープ以外を使用することにためらいがあった可能性もあると指摘。辛坊は「現場にそういうプレッシャーをかけたやつがきっといるんだと思うね」とも語った。