「まさかロシアに行くとは…」選択の余地なし ロシアによる“選別”と“強制連行”の実態
www.fnn.jp/articles/-/364539  抜粋
>ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まった2月24日、彼の家の近くにも砲弾が降ってきたという。侵攻が始まってすぐは、マリウポリから脱出しようとする人がタクシーに殺到したそうだ。

>私は2014年(のクリミア侵攻の時)もここにいたので、今回も乗り越えて生きていくと乗客の女性に話したんです。すると、彼女は「今回はもっと深刻だ。急いでマリウポリからの脱出を検討して下さい」と言ってきました。でも、私は信じることが出来ませんでした。
すぐに状況は落ち着くだろうと楽観視していたアルトゥールさんだったが、その後、マリウポリの戦況はみるみるうちに変わっていった。
3月16日には、建物周辺にロシア語で「子どもたち」と書かれた劇場が空爆された。これ以上マリウポリに留まることは出来ないと考え、彼は避難を決意した。

>どこを通っても必ず行き着く「選別収容所」
>本当は比較的安全とされる西に逃げたかったが、出来なかった。そのため、アルトゥールさんは、ロシアとの国境により近い、いわゆる「ドネツク人民共和国」に住む親戚の家を目指した。

>マリウポリを離れるには、どこを通っても、いずれかの「選別収容所」に行き着いてしまうんです。
>ロシア側が学校などの施設を占拠し、「選別収容所(選別キャンプ)」を運営し、市民たちを「反ロシア派」と「親ロシア派」に“選別”する手続きを行っているというのだ。

> “反ロシア”住民をあぶり出す恐怖の尋問
>アルトゥールさんが行き着いた収容所では、多くの市民が列をなし、「“選別”を受けないと拘束する」と脅された。

>服を脱がなければいけませんでした。タトゥーや傷跡を確認されるのです。下着も膝まで下ろさせられました。すごく屈辱的でしたが、他に選択肢はありませんでした。悪夢から逃れるためには必要だったんです。彼ら(親ロシア派武装勢力)は、ロシアのプロパガンダを信じているので、何を話しても無駄です。ただ黙っている方が良いのです。
――軍人だった場合、どうなるのですか?